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教育史@京教

教員(STAFF)

自己紹介

 神代健彦です。
 「くましろ たけひこ」と読みます。
 
1981年、九州の佐賀県で生まれました。いわゆる「九州男児」なのかもしれませんが、あまり本人に自覚はありません。大学進学で佐賀を飛び出して以来、広島、東京と、だんだんと東に移動していったのですが、ご縁があって2014年4月に京都教育大学に着任しました(みやこにのぼってきました)。
 専門は、日本近現代教育史です。ですが、生来の性格なのか、とても正統派の教育史とは言えないような雑駁な研究ばかりしています。哲学や思想に憧れてみたり、政治学に手を出したり、社会学を気取ってみたり、歴史学を齧ってみたり…節操のないことこの上ないですね。「器用貧乏」とはこのこと。
 しかし幸いにも、異分野の優秀な研究者とたくさんのつながりをもつことができたので、それはとても大事な糧となっています。また、考えてみれば教育学は、そもそもそれ自体が、多くの隣接諸科学の共同のうえに成り立つ総合的な学問なわけです。ですから、わたしのような器用貧乏が一人くらいいてもいいかな?と自分の節操のなさを正当化しながら、日々を過ごしています。

 

学歴

2000年3月  佐賀県立佐賀西高等学校卒業
2000年4月  広島大学総合科学部総合科学科入学
2005年3月  同卒業
2005年4月  一橋大学大学院総合社会科学専攻修士課程入学
2007年3月  同修了、修士(社会学)
2007年4月  一橋大学大学院総合社会科学専攻博士課程入学
2010年7月  同修了、博士(社会学)

注.学位は博士(社会学)なのですが、わたしは自己認識も客観的にも社会学者ではなく教育学者です。
 この学位も英語表記はdoctor of social sciences ですから、意味は「博士(社会科学)」ですね。
(教育学も社会科学です)


職歴

2009年4月 日本学術振興会特別研究員に採用(〜2011年3月)
2011年4月 相模女子大学非常勤講師(教育の制度A,B)(〜2014年3月)
2011年4月 東京高尾看護専門学校非常勤講師(教育学)(〜2014年3月)
2012年4月 一橋大学非常勤講師(教育の歴史)(〜2012年9月)
2013年2月 現代位相研究所研究員(〜2014年3月)
2013年4月 日本女子大学非常勤講師(教育社会学、青少年指導論)(〜2014年3月)
2013年4月 浦和大学非常勤講師(教育学概論、教育原理)(〜2014年3月)
2013年9月 大妻女子大学非常勤講師(子どもの世界)(〜2014年3月)
2014年2月 琉球大学非常勤講師(集中講義 教育史)
2014年4月 京都教育大学講師(教育史)
2017年4月 同准教授(教育史)(現在に至る)


研究テーマ

「ポストモダン思想以後の規範的教育学はいかにして可能か」という問題関心から、主に以下の3つのテーマで研究をしています。

@戦後日本の教育学/実践の歴史
A道徳教育の理論
B教育学の一部門としての〈教育批評〉

近年の業績

◆現代位相研究所編(2016)『悪という希望―生そのもののための政治社会学』教育評論社(序論、第8章))amazon
◆田中拓道編著(2016)『承認―社会哲学と社会政策の対話』法政大学出版局(第U部 第7章 「教育学の承認論的展開?―あるいは、アナクロニズムの甘受について」)法政大学出版局HP
◆神代健彦(2016)「勝田守一の道徳教育論における道徳と歴史―戦後日本の道徳教育学説史・試論(1)―」『京都教育大学紀要』129号リポジトリ
◆神代健彦(2016)「よりマシな悪(レッサー・イーブル)としての道徳の評価」教育科学研究会編『教育』849号かもがわ出版HP
◆相澤伸幸・神代健彦編(2018)『道徳教育のキソ・キホン―道徳科の授業をはじめる人へ』ナカニシヤ出版
     
*その他の業績については、ReaD&Researchmap にて随時更新しています。