教育史研究室では、4回生を対象に卒業論文のためのゼミを開講しています。
原則的には、教育の歴史または道徳教育に関することをテーマにして卒論を書きたい4回生を受け入れています。もっとも前者について言えば、歴史的な方法、つまり、対象となる事柄を一定の時間的な幅のなかで捉えるというやり方を共有するだけで、対象については自由ですから、実際の卒論のテーマは幅広いものになります。後者の道徳教育については、原理論から授業論、教材論まで、幅広く対応しています(過去の卒論テーマについては次項を参照)。
ゼミでは主に、対象の選定、調査・分析の方法、先行研究の整理と批判、論理展開のチェックなどをしながら、協働して卒論を作成していきます。ゼミ生相互の意見交換を大事にしつつ、教員がサポートするかたちで、4年間の集大成となる作品をつくることを目指します。
戦後日本の生活指導論(2014年度)
戦後日本の体育学説(2014年度)
女性教師のライフヒストリー(2014年度)
モンテッソーリの教育思想(2015年度)
野村芳兵衛の教育思想(2015年度)
ケア倫理からみた道徳教育(2015年度)
倉橋惣三のフレーベル理解(2015年度)
生活綴方の戦後的展開についての研究(2016年度)
京都府網野地域のカリキュラム運動(2016年度)
小学校英語における評価の研究(2016年度)
フリースクールのエスノグラフィー研究(2016年度)
京都における地域運動会の研究(2016年度)
J・ハイトの道徳心理学からみた「特別の教科 道徳」の研究(2017年度)
アリストテレス倫理学からみた「特別の教科 道徳」の研究(2017年度)
日本の聴覚障害児教育史研究(2017年度)
京都市の学校統廃合についての研究(2018年度)
『道徳ノート』の活用について(2018年度)
道徳教育基準を法で規定することへの批判的考察(2018年度)
「特別の教科 道徳」における人権教育(2018年度)
「特別の教科 道徳」における評価基準について(2018年度)
小説『きみはいい子』の母親表象について
*ゼミ選びの際には、研究室の紹介に加えて、テーマ選定の相談にも乗ります。