平和教育授業研究会(第18回)を開きますのでぜひご参加下さい。

 ペグ(PEG:平和教育授業研究会)は平和問題に関心があり、21世紀が平和な世紀になることを望みながら、現在の社会・国際状況で平和教育をどう進めたら良いかについて情報を交換する人々の研究会です。

 


研究会の日程
 テーマ:「戦争の悲惨さや残酷性の教え方。平和教育実践の方法」

 日時は2018年3月24日(土)午後2時から5時半の間(午後1時半開場)

 場所は京都教育大学(藤森キャンパス)のF11講義室(当日掲示で案内)
    (京都駅からJR奈良線で8分、「JR藤森駅」下車、徒歩3分) 


○テーマについての説明

 戦後73年が過ぎた今、子どもや若者にとって日本が行った戦争をリアルに感
じることが難しくなりました。
 70年以上前となった第2次世界大戦を教える時に、子どもや若者達に平和形
成に対して当事者意識を持たせるには工夫が必要です。第2次世界大戦の戦争
被害や戦争加害の悲惨で残酷な非人間性を教えることは必要だが、今の子ども
たちにどのように提示すれば良いのでしょうか。
 平和教育の教育方法が、戦争の残酷さを提示するだけでは、心情的方法を用
いた決めつけ(教化の一つ)になってしまいます。その理由として、@戦争の
残酷さをもろに伝えれば、「戦争を教える平和教育」に対して子どもに忌避感
を生じてしまう。A残酷で強烈すぎる映像は、子どもの思考停止を引き起こ
し、戦争と平和について論理的に考えることを困難にしてしまう。B子どもた
ちに対し、平和は全て善く戦争は全て悪いと決めつける教え方は、「善悪の決
め付け」を子どもたちに教えていることになる、などです。
 今回の研究会では、平和教育において、戦争の非人間性(悲惨や残酷さ)を
示しながら、平和教育への嫌悪感を生じない教育方法はいかにあるかを考えま
す。
 もう一つのテーマとして、若い世代の教師に、古い世代の教師が平和教育実
践を引き継ぐ課題があります。現在は、平和教育実践の継承が必要となってい
ます。
それを目的の一つとして、2017年11月に兵庫教育文化研究所が『平和教育実践
ガイド』を編集発行したので、その内容紹介を行います。

◯当日の会の内容は、   
  (1)平和教育における悲惨や残酷さの発達段階的な提示方法
  (2)平和教育での戦争の非人間性の教え方
  (3)平和教育実践の継承 『平和教育実践ガイド』の紹介
  (4)これからの平和教育(情報や意見の交流)

    ※参加費は無料
      『平和教育実践ガイド』と『平和教育学事典』を無料配付          


 問い合わせ先または報告申し込みのメール: murakami@kyokyo-u.ac.jp または電話:075-644-8194
 平和教育授業研究会(ペグ)のホームページ:PEGindex

○関連リンク
平和教育のページへ
    http://kyoiku.kyokyo-u.ac.jp/gakka/murakami/peaceed/peaceedindex.html
京都教育大学教育社会学研究室
    http://kyoiku.kyokyo-u.ac.jp/gakka/murakami/topmura.html