第12回の平和教育授業研究会(ペグ)の様子


テーマ
平和教育の展開と平和構築:
        今までの平和教育を元にして平和をつくる教育を考える


実施日時2010年8月23日 午後1時30分〜5時30分
実施場所:F棟2階 F21教室
第12回ペグの内容 

(1)はじめに 経過とテーマの説明(村上登司文)  
(2)『戦後日本の平和教育の社会学的研究』の4章を紹介(田村かすみ氏)
(3)「平和教育の課題と展望」(竹内久顕氏)      
(4)平和教育について情報交換と意見交流


第12回ペグ参加者の感想

 教育の現場を退官している先生職と研究で物事を考察している教授職、この二つを併せ持つ方々が集い公開で議論する場はとても有意義でした。
日本の一種、文化である平和運動を、反戦目的から構築目的へ転換しなければ今までの運動も、そしてあの悲惨かつ残虐な歴史は踏みにじられてしまうと痛感しました。ただ一つの教育者の方に願うのは、子どもを子どもと扱わず個として扱ってもらうことです。子どももそれなりに考え行動しています。
 このような研究会に出席するのは初めてでしたが、普段関わりのあまりない方々と平和教育について交流することができ自分にとって大変貴重で意味のあるものでした。私自身が受けてきた平和教育がありきたりのものだったので、なぜ戦争という経緯が出てきたのか、どうして戦争はいけないものなのか深い理解をまず私自身が改めて学ぶ必要があるなと感じました。戦争や平和をとおして子どもたちに命の大切さや「死」の悲しみ残された遺族の苦しみを感じ取ってもらいたいと感じた。平和教育を学校教育や人権教育と関連させ、後世に伝え残していきたい。
 今財界やマスコミの報道やアメリカのテロに対する報復という戦争へ向かう風潮の中で日本も法律を改正し戦争が可能になる方向へ進んでいる。教育は未来に向けて育つ子どもの心を左右し、一部の人々の思いに左右されてはいけないと思う。平和学がどの大学でも活発になされ、宗教者も賛同し学ぶ社会になればと思う。もう少し時間があれば良かったと思う。
 平和教育というと非常に難しいと思っていたが、結構近いことだとわかった。「法華教」とは「他者を切り捨てない」「全体非暴力」という考え方の元になる考え方もある。学校教育の核に仏教の考え方があると、意外と解釈できることもある気がした。私の専門は畜産学であったが、動物を使った食育教育も良いのではないかと思います。
 とても貴重な発表が聞けました。私はしばらく「平和教育」の本論からはぞれていたので、久しぶりに考えることができて刺激的でした。また、お寺の方とお話ができて、教育と宗教の問題に非常に興味が持てました。二人ペアの話し合いもいいですが、皆さんと討論、議論のできる時間が欲しかったです。
 在職中、学校の平和教育(原爆の悲惨さを訴えることが多かったです)に関わって思ったことは、原爆は戦争の最終段階ではないか、それよりそこに至る過程の分析がないと先に進まないのではないかということです。最近はガイドでも、ミッドウェイで敗退して以後の市民の置かれた状況を話し、人が人として生きると言うことの大切さを訴えています。今回の話の中でも、平和教育の行き詰まりといったことが出ましたが、今後も探っていかねばならないことだと思っています。被害状況だけじゃなく市民がどういう立場に置かれたかを知ることが大切だと思っています。
 今回、このような会に参加できて、新鮮な気持ちにもなり、とても勉強になることばかりで、広島から高速バスを利用してきたかいがありました。個人的な話ばかりをしてしまったことを少し反省しています。一番印象的だった事は、様々な意見、説について熱く話ができる場が京都の大学にあったんだということです。私の中で、広島以外では、このような熱い討論があることに気づけなかったことが残念でした。批判的に考えることは、今まであまりしてこなかった事なので、これから自分も批判的に話ができるぐらい精進していきたいです。参加させていただきありがとうございました。また機会があれば参加したいです。
 今日は機会を与えていただきありがとうございました。とてもありがたい機会でした。感謝しています。竹内先生のお話とそれに対する先生のコメント、また多様な立場の方々との対話、どれも大変勉強になりました。どうもありがとうございました。
 自分は平和のために何ができるのか・・・そのことを常に考えてはいるものの、教育現場での限界を感じる場面があります。しかしながら、自分にできること・・・をもっとつきつめていく必要があると思わされました。
 いつものワークショップではなかったため、難しすぎたような気がしましたがいかがでしょう?著書の合評会は今後もやりがいが、「研究会」としてやった方が実りあるものなるのかもしれない。平和学会大会と重ねて開催すると、研究計の人が集まるので、試みてみたい気もします。

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