第9回の平和教育授業研究会(ペグ)の様子


テーマ:「平和博物館・資料館を利用した平和学習


実施日時2008年3月29日(土)の午後2時から5時半
実施場所:F講義棟1階 F21教室
第9回ペグの内容 

1.平和博物館訪問についてのアクティビティ
2.平和博物館・資料館訪問についての報告(高見氏)
3.平和教育実践についての情報交換
4.平和博物館・資料館を利用した平和学習
5.振り返りとまとめ


当日の資料

まとめ資料
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第9回ペグ参加者の感想

伝えることの難しさをあらためて感じました。ロールプレイングにおいて、自分の意見と同じ立場に限らず、反対の意見に対してもいえることでした。相手になかなか共感してもらえないいらだちや相手の主張を素直に受け入れられない自分を、後からいつも気づきます。
開発教育・人権教育の手法として様々に工夫されている「参加型」「ワークショップ」を平和教育の方法として使うとどうなるか、という点が興味深かった。開発教育が活発に展開しているのに対し、平和教育が元気が足りない・・・とも思っているので、今回のような形式は、平和教育の運動を広げていく上で大切なやり方であると感じた。
職場では日々の営みに埋没して平和教育については孤独感を覚えることが多いのですが、いろんなところでいろんな人が平和教育に取り組んでいるのだと(例えば高校の総合学科で平和学があるなど)ということが実感できたのが、一番の収穫です。このPEGのような横のつながりがあるのはとてもいいことだと思います。
普段は生徒に行っているワークショップをいざ自分でやってみるとうまくいかなく、生徒の立場になって考えてみることができました。今回、生徒に対して「どう伝えるか?」という方法論を発見できればと思い参加させてもらいましたが、参加型学習の持つ力を再認識しました。また自分の授業に生かしていきたいと思います。平和ミュージアムには私も意識していくようにしていますが、T先生の話を聞いて、自分自身が漠然と目的意識もなく言っていたことに気づき反省しました。
将来、子どもに戦争と平和について教えることがあれば事実を伝えるだけでなく、その先にある何を伝えたいのかまで、見当を持って教えられればと思います。
 3時間半に渡る長い会議ではありましたが、話し合うことが多く、あまり疲れずに最後まで話を聞いていることができました。こんな参加者の活動の多い研究会は初めてだったので、時間の構成の面でも参考になりました。それぞれに深い意見があり、いろんな見方を知ることができました。
久方ぶりに「平和学習」という言葉、そしてその重要性について再認識することができた半日でした。いろんな考え方、そして取組方があることもし得ていただきました。
久しぶりに教える立場でなく学ぶ立場になり、教える方法について考えさせられました。実際の授業では「戦争」も「平和」も世界史の年表上の出来事になっていて考えさせるところまでいっていないので、今後の課題にしていきます。
初めて参加させていただきましたが、問題意識の高い方々が参加されていて良い勉強になりました。もう少し参加者同士での意見交換や交流会のお時間があればよかったかと思いました。
戦争博物館の役が回ってきた時には、どうしてもなりきれず困りました。でも今の政府の人権はそういう思想を持って、教科書検定をしたりしているのでしょうし、考えさせられました。また遠いところから、この会に参集してられるのに驚きました。教育系大学なので教師になられた時に本当に頑張って平和教育をやってほしいと思っています。

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