第8回の平和教育授業研究会(ペグ)の様子


テーマ:「平和のために何かしたい」と願う子どもの教育
平和形成方法の教育とは


実施日時2006年6月10日(土)の午後2時から5時半
実施場所:F講義棟1階 F11教室
第8回ペグの内容 

2:00-2:20 自己紹介とアイスブレイキング
2:20-3:00
 アクティビティ:平和形成の教育
3:00-3:30
 ホロコースト教育について
3:30-4:00
 雑談:Q&A 平和教育実践交流
4:00-5:00
 アクティビティ:子どもに何がができるか
5:00-5:30 振り返りとまとめ


(「ホロコースト教育について」では、Tさんの卒業論文と英国の帝国戦争博物館への訪問について報告していただきました。)


第8回ペグ参加者の感想

「今日は平和について考えましょう」と断定して授業をすることはありません。今は、小4の子どもたちと一緒です。戦争の具体的なことについて考えていきたいと常に思っていますが、イラク戦争以後はしていないのです。湾岸、アフガン、9.11はそのときに考えて、子どもたちと考えてみました。とにかく何かしなくてはと、焦る気持ちで今日参加しました。ヒントがいくつかありました。早々に実行していきたいと思いました。中学生のアンケートはじっくり読みたいです。広島の実態は少しショックです。アッという間のワークでした。ありがとうございます。
考え方、とらえ方で、平和へのアプローチの方法も変わってくるんだなぁと、改めて感じました。中学生へのアンケートで、6割近くの人が「平和のために何かしたい」という結果を見て、正直驚きました。もっと低いと思っていましたので。そういう意味では、興味、思いを引き出してあげるために、教師の力量が問われるようになってくるのかなあ、とも思いました
 後、ホロコースト教育の紹介では、子どものレディネス(?)に配慮してか、年齢の設定をしていたのが新鮮でした。
本日の平和教育授業研究会に参加して、自分自身がいかに平和について考えてなかったかと感じた。いろいろな視点を持つ現場の先生や学生とロールプレイや話し合いができて、自分の戦争や平和に対する視野も広くなったと思う。
 今後教師になったときには、子どもたちに平和について伝えていきたいと思うが、そのときの教える側の準備工夫がものすごく重要であることを感じた。広島の中学生の意見にもあったように効果的な教材があっても、どう活用するかが大切であると感じた。平和のために何かしたいと考えている子どもが7割いるという現状をしっかり受け止め、教師になったときに取り組んでいきたいと考える。
周りが教育者もしくは京教大生ということもあって、自分だけ若干場違いな感じもしたが、このような場違いな場にでるのも、楽しいものだ。ロールプレイングで最初教師役を引いてしまって、難しかったこともあったが、参加者は皆良心的な人だったので、アクティビティに参加しやすかったです。自分自身「平和」については大切だと思っているはずですが、どう大切なのか、なぜ大切なのかをつきつめて考えると、わからないです。普段、平和について考え話す機会は持っていないので、このような場に何度も積極的にでていくことで、自分なりの意見を持ちたい。
平和教育について中学生のアンケートが良かったです。子どもたちの意識を知る上で参考になりました。
今日報告されたTさん、前回参加したときは、私が読み聞かせをしたことをおっしゃってびっくり。出身地も近くで、何となく、嬉しかったです。出会いの嬉しさでしょうね。
リタイヤしてから、日常の忙しさに追われ、(遊びには結構出かけているのですが)外に行く機会が少なくなっていたのですが、先週が教育基本法の改悪反対の集会、今日は平和教育についての学習会とちょっと充実した二週間となりました、ありがとうございました。何とか、大きなうねりにできるといいですね。
今日はまず、自分より若い世代の人と、平和について話すことができたことが嬉しかったです。現場では、自分より年上の教員ばかり、しかも平和教育についてはなせるというと、ごくわずか。主に40歳後半以上の方が多かったからです。同世代のなかまさえもなかなか共通にできない話題です。そのことから考えても私たちは、これから平和教育をどう作っていくのかを考えていく必要を感じます。子どもたちのニーズに沿うこと、そして伝えなければならないこと、今を考えられること、が大切だと思います。
久方ぶりに「平和教育」とむかいあうことが出来ました。日々の授業や雑務に追いまくられて大学院を卒業してから忘れかけていました。今日の研究会を境に、また思い出したいと思います。研究会の意義の一つはこのふりかえりかもしれないと考えています。「倫理」の授業の関係で、ユダヤ教、ユダヤ人についてもふれています。今日の「ホロコースト教育」についてもう少しくわしくお話をうかがいたかったです。
様々な立場の人と一つのテーマをもとに交流しあえる機会は新鮮であり、新しい考えを知ることができたり、とても有意義であると、改めて思いました。
 アンケートを見せてもらって「平和」「戦争」という言葉が子どもにとってはとても遠い世界のことであると感じている生徒が多いのではと感じました。「平和」「戦争」をより身近な言葉として、自分たちの生活とつながれば、もっと結果は違ってくるのではと思いました。身近なもの、身近なこととしてとらえる力や、考えるアンテナを高めることが、小学校教育ではないかとあらためて思いました。
 ダイヤモンド・ランキングは、グループごとの考えをもう少し交流してみたかったと思いました。よく似た結果になるのですがわずかに違うその違いをもう少し知れたらなと思いました。
戦争学習ではなく平和をつくる学習というのを知りたくて参加しました。身近な例からの平和構築というのも考えたりしたのですが、何か道徳の授業のようになったりして・・・。これからも考えていきたいと思います。資料が参考になりました。
アンケート調査の結果は非常に興味深かったです。具体的に、何をすればいいのかを考え実行することは難しいとは思いますが、実際に行動されたモデルを学習することは可能ですし、世の中に対してもっと希望のもてる学習であると思います。
 戦争のつらさ、悲しさ、悲惨さを伝えるだけではなく、希望にあふれる側面も伝えます。

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