第7回の平和教育授業研究会(ペグ)の様子
テーマ:イギリスの平和教育と子どもの平和意識
実施日時:2004年12月11日(土)の午後1時から5時
実施場所:G講義棟4階 G2教室
第7回ペグの内容
1.アイスブレーキング(導入)
2.イギリスの平和教育 資料配付「英国リーズ便り」から 3.休憩・雑談 各自の平和教育の実践交流 4.子ども達の平和意識 小学校教師であるO先生の卒論研究「これからの平和教育−子どもの平和的態度の形成から」 村上論「子ども達の平和意識」の紹介 平和意識に対応した平和教育の授業とは 5.まとめ |
ふと子どもの現状や、保護者、さらに社会を見るならば自分がやろうとしていることは、無意味なことに見えるかもしれません。しかし、だからといってその行動をやまてしまったならば、それこそ無になってしまいます。だから、私は、それが受け入れられなくとも、押し進めていこうと思うし、全ての子どもに伝わらなくとも、その中に何人かのでも伝われば、考えてもらえれば意義あることだと思います。教科書を見たときに、平和について、人権について、国際理解について、教えられる教材は多くありましたし、多くのアプローチができると考えました。それをどう利用するかどうかは自分にかかっているのだと、改めて思いました。 |
自分が忙しさの中で忘れていた基本的なことを思い出すことができ、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。私たちがめざす世界、平和な世界をつくるためにどうしたらよいのか、少しでも近づけるのかということを改めて考えました。今、教師を半年少しはじめて、生の子どもたちと接する中で、今まで思っていた平和教育から自分の中で少しずつ広がりが出てきているように感じました。教、ここに来なければ、そんなことを考えなかったかもしれません。 |
相変わらず保育に携わっていますが、「保育」の中において「平和」の視点はとても重要だというのを再認識しました。年長児(五歳頃)になるとピストルに興味を持ったり、戦争ごっこなどという遊びをし始めます(もちろん禁止する園は多いですが)。なぜそれがいけないのか、またどういう事なのか、子どもの視点に置き保育活動を進めていかねばならないと思います。 |
平和態度の育成、実践まで子どもたちを導いていくことが、自分にとっての一番の課題となっています。Oさんの卒論から、従来の平和教育(No More Hiroshima, Nagasaki, Okinawa)といったものだけでなく、より子ども自身が考え、参画していくような平和教育を構築していく必要性を強く感じました。 また、イギリスの平和教育について、村上先生からのお話がとてもよかったです。しかし、イギリスの平和教育が、なかなか広がりを見せないことは、残念な気がしました。教育の中には非常に多様な考えがあると思いますが、子どもたちに平和な未来を築き対という強い願いがもてるような平和教育を実践していきたいと思います。他の国や地域の平和教育に比較研究なども知りたいです。 |
Oさんの発表にあった「過去の戦争を学ぶ」ことは意味がない、関係がないとたらえる子どもたちがいる中で、これから社会の教師になろうとしている自分が今へと続く歴史をどう考えるのかそしてそれを子どもたちとどうシェアするかを考えるよいきっかけとなった。 |