目次
カリキュラム開発の枠組
発達段階別に見た人材育成の目標
2016年度のカリキュラム開発に向けて
リンク先 | |
2016年度 | 2016年度の公開授業
|
2015年度 | 2015年度の公開授業一覧 平成27年度公開授業の展開及び資料 |
京都教育大学が規定するグローバル人材像(平成26年10月) | グローバル人材とは: 暮らしている地域や自国及び世界の国々の歴史や文化について広く深い知識をもつとともに、母語や国際共通語としての英語を活用して、多様な価値観や文化的背景をもった人々と対話し、協働して様々な課題を解決しようとする人。 |
目的 | グローバル人材をめざして、必要とされる資質・能力を育成する。 |
対象 | 幼稚園~高等学校、特別支援学校の児童生徒園児 |
目標 | “これからのグローバル社会をよりよく生きる” に向けて、子どもを育成するうえで有効で系統的なカリキュラムの開発を進める。子どもの発達段階に応じ、附属学校園間で連携し、社会に開かれた教育課程の視点に基づいてカリキュラム・マネジメントを充実させる。 |
(出会う→広がる→つながる)✕ 重ねる
〈出会う〉 | 異なる言語や文化との出会いを通して、知識や理解を深め、技能を高める。 |
〈広がる〉 | 異なる言葉や文化についての知識や技能を用いて、グローバルな課題について思考や判断を深め、表現する。 |
〈つながる〉 | 異なる文化や人々と協働的に関わり、グローバル社会でよりよい人生を送る情意や態度を形成し、地域社会や世界とつながる。 |
〈重ねる〉 | (出会う→広がる→つながる)のサイクルを繰り返し、その学習を積み重ねる。 |
各ステップの説明 (横軸の説明) | |
〈出会う〉 | 主に関心・意欲・態度(観点別評価項目)と関連する。 子どもは、自分とは異なる人や文化に出会う体験を通して、関心を持ったり、学習意欲を高めたりする。 新たな人や場所と出会い、何かをやってみる、社会に参加する。英語を用いて、日本とは異なる人や文化に出会う。出会う文化の中には、異なる国や民族性だけではなく、自文化や伝統文化を含み、さらに異年齢や障害の有無なども含まれる。出会う対象が、身近な人や集団から地域・日本・世界の国・グローバルな社会、さらにグローバルな課題へと発展する。 |
〈広がる〉 | 主に知識・理解・技能と関連する。 「出会い」を基にコミュニケーション力を高め、異なる文化に対する知識を広げ、理解を深め、技能を高める。自分の周り(ものや人々)がグローバルな社会とつながっていることについて、またグローバルな課題について理解が深まり、視野が広がる。メディアを活用して、異なる文化について広く情報を得る。英語の運用力の向上により、相互理解が深まり、コミュニケーションの対象や訪問先が広がる。 |
〈つながる〉 |
主に思考・判断・表現と関連する。 |
〈重ねる〉 |
(出会う→広がる→つながる)のサイクルを繰り返し、学習を積み重ねる。 |
発達段階別にみた人材育成の目標 | ||
《発展期》 | 高等学校1・2・3学年 | 中学校までのグローバルな社会についての知識を基に思考を深め、グローバルな課題に対して関わりを深める。グローバルな課題を自分の課題でもあると共有し、その課題の解決に向けて貢献しようとする。よりよいグローバル社会に向けて、主体的に地域社会や世界とつながろうとする。 グローバルな課題について意見を交流する力や、課題解決に活用できる英語力の形成をめざす。 |
《充実期》 | 中学校1・2・3学年 | 異なる文化や外国の人々と出会いや関わりを重ね、またグローバルな社会についての知識を基に、グローバルな課題について考え、グローバルな社会の一員として世界とつながる。 英語運用力を向上させて、グローバルな社会について意見を交流する。 |
《基礎後期》 | 小学校5・6学年 | 身近な場所で様々なグローバルな課題に出会う。グローバルな社会について教科などで学び、知識を得て、理解するようになる。メディアを使ったコミュニケーション力を高める。 |
《基礎前期》 | 小学校3・4学年》 | 世界が一つにつながるというグローバルな社会に関心を持ち、世界の国との違いを知る。異なる言葉や文化の人々と出会い、共感的につながる。 英語を使って外国の人と言葉を交わし、つながりを深めていく。 |
小学校1・2学年 | 自分と異なる文化や外国の人と出会う。異なる文化を知る機会があり、異なる世界に触れる。 | |
《前基礎》 | 幼稚園 | 異なる文化に出会う。周りの子どもや大人との出会いが増え、異年齢の子どもと交流し、外国人と出会う。 |
京都教育大学附属学校園運営委員会配付資料(2016.5.30)
○幼稚園から高校までのグローバル人材育成カリキュラムについて
-平成28年度カリキュラム開発-
本学の中期目標(2016年度~2021年度)
第3期中期目標期間においては、教育学研究科と連合教職実践研究科の双方の特色を活かして、教員養成高度化において相乗効果を発揮する、相互補完的で柔軟な教育体制を構築し教員養成の未来像を追求する。 また、歴史と伝統文化のまち京都での立地と様々な特徴を持った附属学校を有する特色とを活かし、附属学校と一体となって、グローバル化する社会や複雑多様化する教育の諸課題に対応し、地域の教育力の向上に貢献することを目指す。 あわせて、専門的な学識に裏打ちされた教育実践力、教育実践の場における教育課題を探究し解決に向けて研究を遂行する力、及び継続的に自己研鑽を図る力を備えた「学び続ける教員」の養成と支援を通じて、地域に密接して義務教育に関する教員養成機能の中心的役割を担いつつ、近畿地域を中心とした広範な地域の教員養成機能の一翼を担っていくことを目指している。 |